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汎用人工知能と特化型人工知能

AIとは人工知能のことを指すが、その人工知能は2つの種類に分類されることを知っている人は少ない。1つが特化型人工知能と呼ばれているもので、もう1つは汎用人工知能と呼ばれるものだ。

テレビやインターネットのニュースで、AIは複数ある候補の中から最適なものを自分で選択できるといった内容のものを見た人もいるかもしれない。このような自分で考えられる能力を持っているのは、汎用人工知能と呼ばれるAIだ。汎用人工知能はわかりやすくいうと、何でもできる人工知能である。

汎用人工知能は、自分で考えて複数の中から最適解を選ぶだけでなく、与えられた情報をもとに思考し、その情報を応用する能力を持つ。情報を与えれば与えるほど、汎用人工知能は成長していくため、将来的には人間を超える知能を持つと考えられている。

それに対して、特化型人工知能は1つのことしかできないのが特徴だ。1つのことしかできない分、用途は限られている。しかし、ビジネスにおいては何でもできるものより、1つのことしかできない方が都合がいいケースもあるだろう。例えば、画像認識や解析を行うAIは特化型人工知能だ。画像認識や解析に、応用は必要ない。

画像認識や解析をして欲しいだけなのに、それを応用して別の画像を提案されても困る。その作業がある分、作業効率が低下する可能性もあるだろう。それを考えれば、画像認識や解析をAIに任せるのであれば、汎用人工知能よりも特化型人工知能が有効だ。